2019年03月01日

書籍: コンサル頭で仕事は定時で片付けなさい


 
MBA近代経済史の講師による一冊。
巨大な知性と穏やかさを感じる講師であったため興味を持ち購入。
 
本書では少ない時間で高い成果を上げるための方法として、コンサルタント思考の4ステップ「課題を見極め、分解し、優先順位をつけ、仮説を立てる」を提唱し、その手法詳細、ケーススタディ(状況別の適用例)、トレーニング方法を解説している。
 
著者はウォートンMBAからマッキンゼーという驚異的なレベルの人物だが、それでもコンサルタントを経験するまでは週100時間労働でプライベートなしという生活を改善できなかったと述べている。本書はその状態からの試行錯誤の結果がまとめられたものである。
 
極めて平易な文体で書かれており、ケーススタディも一般的な会社で起こりがちな問題ばかりのため、すぐに実務に適用できそうだと感じた。
 
仕事で苦しくなって来た時は、すぐにこの本を読み返したい。
 
 
− 以下、書籍からの要約抜粋 −
 
・定時に帰れないのは、決して仕事量だけが問題ではない
 
・アウトプットの質・量を高めるために、インプット(時間)を増やすばかりになっていないか。
 インプットを増やすことなくアウトプットを高めるには、仕事のやり方を変えるしかない。
 そしてもしそれができれば、アウトプットのレベルは無限に上げてゆける。
 
・コンサル思考は自然には身につかない
 成果を追求するには、人間の直感に抗う必要がある(コンサル脳に切り替える必要がある)
 人間の直感は、目に付いたものを優先し、重要でなさそうなものを無意識のうちに省き、
 手のつけやすいものから手をつけてしまう。
 意識的にコンサル脳に切り替えて、思考の4ステップを使ってゆこう。
 
・仕事が楽しくなる
 思考の4ステップによって高い成果を効率的に生み出せるようになると、仕事が楽しくなる。
 何をすべきか分からないという不安も無くなり、主体性が高まってゆく。
 
・少しづつトレーニングしよう
 コンサル脳は今日からすぐに使えるというものではない。
 著者自身も週100時間労働が90時間になり、80時間になり、やがて定時帰りを達成したが、
 そこまでは長い試行錯誤の時間が必要だった。毎日少しずつ練習してゆこう。
 
・徹底的にトレーニングしよう
 上位マネジメントになるほど正確で素早い意思決定が必要。
 思考の4ステップを徹底的にトレーニングしておく必要がある。
 
・残業をなくすことができれば、人生は二毛作も三毛作もできる。
 
・ケーススタディ
 01: やることが多すぎる
 02: 多部署と一緒に仕事をしている
 03: 自分の知識の範囲を超えている
 04: チームメンバーの力を生かせない
 05: 上司が頼りにならない
 06: 意見がまとまらない
 07: 会議ばかりで自分の仕事ができない
 08: 会議をリードできない
 09: いいアイディアが浮かばない
 10: 予定が後ろにズレ込んだ
 11: 最後の取りまとめを任された
 12: 上司が毎日のように飲みに誘ってくる
 13: アシスタントとの業務連携がうまく回らない
 14: 目の前の仕事に追われて
 15: 早く帰ると家族の機嫌が悪い
 16: 下請けなので自由度が低い
 17: 出張が多い
 18: 上司がずっと残っている
 
著者プロフィール:
https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/bti/teacher/shibanuma_shunichi.html
 
posted by Takashi Inoue at 00:00| Comment(0) | 書籍
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